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全てのねんどろいど/デフォルメはこちら
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攻略チャート Part1 プロローグ~最初の洞窟までプロローグ 最初の町 最初の洞窟 攻略チャート Part1 プロローグ~最初の洞窟まで プロローグ することを記述 最初の町 することを記述 注意したほうがいいことなどは この形で書くと目を引きます 入手アイテム 場所 あいてむ1 宝箱 あいてむ2×2 宝箱(隠し) 最初の洞窟 することを記述 強調したい場合に下線や太字にする。 両方も可能 BOSS ??? 名称 HP 備考 洞窟の主 400 最初のボス。回復を忘れなければ大丈夫 詳細はこちら 入手アイテム 場所 あいてむ1 宝箱 あいてむ2×2 宝箱(隠し) あいてむ3 ボスドロップ Part2へ
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エレンは東に向けて道なりに疾走していた。 それも人間の足ではなく、馬に乗りながら。 彼が乗っている馬の名前はエポナ。 ある世界において勇者の愛馬として語られ、そうでなくとも勇者の近くにいることが多い名馬である。 この馬はNPCではなく、クレマンティーヌに支給されたものだ。 多少目立ってでも迅速な移動手段を欲したエレンが、彼女のデイバッグを調べるとこの馬が出てきたのだ。 最初はデイバッグから馬が現れたことにエレンは面食らうも、すぐに気を取り直した。 この殺し合いは進撃の巨人の力すら及ばず、見たことのないものがあちらこちらに当たり前のように存在する。 ならばもう、細かいことを考えるより先に、あるがままを受けて入れたほうが楽だ。 それに、馬なら調査兵団時代に散々乗った。おまけにこのエポナとかいう馬は名馬だ。 変に訳の分からないものを渡されるより、使いこなせるこっちの方が、エレンにはありがたかった。 「GOBOOO!!」 疾走の最中、NPCのゴブリンが襲い掛かるも、エレンに届くより先にエポナの脚がそれを蹴散らす。 そんな一幕もあったものの、そうこうしているうちに彼はシフティ・シャフトに到着した。 到着して最初にエレンの目に留まったものは、この採掘場の見張り台である。 勿論、ただの見張り場であれば何も思わなかったかもしれない。 だが、大量の白い蝶が群がっていれば流石にそうはいらない。 蝶はなぜあそこに群がっているのか。 あの蝶はミルドラースが言う所のNPCなのか。 そんなものを会場に放して何になるのか。 疑問は尽きないが、殺し合いの最中に藪を突いて蛇を出す道理はない。 よってエレンは、気持ち見張り台を避けながら採掘場へと入っていった。 だからこそ、彼は気付かなかった。 見張り台に集まっている蝶は参加者に群がっていることを。 その蝶が少しずつだが、エレンの方へ向かっていっていることに。 そんなことは露知らず、エレンはエポナを降り、デイバッグにしまってから採掘場を進んでいく。 とりあえず適当な建物に入って調べようとした矢先、彼はあるものを発見する。 それは、地面にある足跡と、狭い間隔で引かれた三本の線だった。 彼は知らないが、これは飴宮初夏といのちの輝きが移動した跡である。 ともかく、この跡の先に誰かいると考えたエレンは、素直にそれを追う。 罠の可能性も考えたが、未だ自分以外の参加者に一人しか出会えていないので、少々焦りが生じていた。 幸い、特に罠もなく、彼はあっさりと跡の先にある家にたどり着いた。 そこに入ろうとしたところで―― 「うおっ!?」 エレンは、ここで初めて自分が白い蝶の群れに追われていることに気付いた。 元々距離を取っていたことと、彼が止まらなかったためにここまで追いつかれなかったのだ。 全滅させるか、と一瞬考えるも、流石に蝶ごときのせいで手の内を晒す訳にはいかない。 ならば、とばかりに慌てて目的地の家に入るエレン。 どうせこの家にいるのなら、攻め込んでしまえばいい。 最悪は立体起動装置で脱出するという手もある。 幸いなことに、家の中にまで蝶は入ってこなかった。 早速中にいるであろう参加者を探そうとするが、ここで彼はあることに気付く。 この家のキッチンの方角から、何やら光がどこからか照っているのが分かる。 見に行ってみると、青い光がキッチンの収納スペースから発せられているのが見えた。 エレンが収納スペースの扉を開けてみると、何やら青い光が渦巻いている。 その横の壁には、光が無ければ見えないであろう文章が書かれていた。 『この装置はワープ装置で、ここにあるワープ装置の正式名称は旅の扉です。 使用すると会場内の違う場所に転移します。 転移場所は使用する度に変更されるため、転移先は特定できません。 ただし、少なくとも海の上など、参加者が転移した途端危険が及ぶような場所は選ばれません。 また、ワープ装置は一度使用すると、使用した参加者は次の放送まで使用できません。 この点に関しましては、ここだけでなく全てのワープ装置において共通するものとします。 余談ですが、ワープ装置はこれ以外にも設置しています。 ここ以外のワープ装置は隠されている場合もあるので、興味のある方は少々気を付けて探してみてください。 また、ワープ装置の形状も異なっている可能性もあるのでその点も注意』 それはこの青い光についての説明文。 エレンは知らないが、これはF-3 ふたば幼稚園に設置されている次元転送装置の説明文と、ほぼ同一だった。 「転移、か……」 壁にある説明文を読んで、神妙な顔で呟くエレン。 そして彼は、旅の扉に飛び込むことを決断する。 未だほとんど他の参加者に会えていないことが理由だ。 「せめぇ」 身長180cmを超えるエレンには収納スペースは少々狭いものの、何とか入り旅の扉の上に乗る。 そして彼は、この場から消え去った。 ◆ 白い蝶が小屋に群がられ、どうするかと考えていた桐山だったが、ここで彼は蝶が少しずつ減っていることに気付く。 そういえばさっき、何かの足音が聞こえた気がしたが、それに一部の蝶が引きつけられたのだろうか。 こう考えた彼は、ある賭けに出た。 まず、手にあるマイクロUZIを小屋の窓を破りながら蝶に向けて乱射する。 その後、銃をしまい壊した窓から飛び出した後、桐山は獣の槍を振るう。 槍がどの程度蝶に通じるかは分からないが、どれだけいるかも分からない蝶に対し、数に限りがある機関銃を放つほど彼は考えなしではない。 しかし、ここで彼は自分で考えているよりも幸運を掴むことになる。 小屋に群がる白い蝶は、妖怪だ。 人に群がる習性を除けばほぼ蝶にしか思えないが、それでも妖怪である。 そして、桐山が持つ獣の槍は妖怪殺しの槍。 それもあの白面の者を滅ぼす為に、白面に全てを奪われたとある兄妹が、途方もない憎悪を籠めて作られた槍である。 そんな槍が、世界は違えどたかが蝶の妖怪を滅ぼせない道理はない。 結果、穂先が僅かに触れるだけで白い蝶は塵となって消えていく。 そのまま槍を振るい続け、視界が確保できる位になったところで桐山は蝶殺しをやめた。 さしもの彼も、蝶相手に殺戮を重ねたところで楽しくもなんともなかった。 とりあえず近くに別の誰かがいる筈なので、走って蝶から逃げながらそいつを探すことにした桐山。 途中、彼は足跡と車輪の後を見つける。それはエレンが見つけたものと同じものだった。 跡を追おうとする桐山だったが、なぜか前から蝶の群れがゆらゆらと彼の行く手に現れる。 それはさっきまで追っていたエレンが転移してこの場からいなくなり、追う対象を変えただけなのだが、その事実を桐山は知ることはない。 適当に蝶を殺しながら跡を追う桐山は、やがて一軒の家にたどり着く。 中に入ると、青い光が彼の顔を照らした。 飴宮達と違い、エレンは収納スペースの扉を閉めなかったので、桐山はすぐに気付けたのだ。 そのまますぐに旅の扉の元へ行き、説明文を読む桐山。 すぐに彼はこの扉へと入った。 まだ二人しか参加者と出会えていないことと、これ以上白い蝶に纏わりつかれながら歩くのはうんざりだったのだ。 こうして、D-7 シフティ・シャフトに集った参加者は皆、ワープ装置でこの場を去る。 そして誰もいなくなった。 【???/黎明】 【エレン・イェーガー@進撃の巨人】 [状態] 進撃の巨人(脳内のみ) 首に切り傷 [装備] グラグラの実、立体起動装置(ガス残り2/3) [道具] 基本支給品、ランダム支給品0~1(クレマンティーヌの支給品、エレン確認済み)、エポナ@ゼルダの伝説シリーズ [思考・状況] 基本行動方針 パラディ島を救うために、この場の全ての命を駆逐する。 1 NPC、今の所よく分からねえのばっかだな 2 女(クレマンティーヌ)の武技に加え、名簿と放送の食い違いに対する疑問 [備考] 30巻で座標に辿り着く直前より参戦です どこに転移したかは次の書き手氏にお任せします。ただし、桐山和雄とは違う場所に転移しています。 【桐山和雄@実写版バトルロワイアル】 [状態]:健康 [装備]:獣の槍@うしおととら、サバイバーのスタンドDISC、 [道具]:基本支給品(自分とアキネイターの物)、何かの骨@出典不明、ナタリアの短剣@妖怪の飼育員さん、マイクロUZI@実写版バトルロワイアル [思考・状況]基本行動方針:バトルロワイアルを楽しむ 1:白い蝶はもういい 2:快楽のままに殺し続ける。 3:殺し合いサイコー! 4:褐色の男(シャガクシャ)は次に会ったら殺す。 [備考] ※もしかしたら、見張り場のトイレや見張り部屋で何らかの物品を調達しているかもしれません。(後続の書き手にお任せします。) ※どこに転移したかは次の書き手氏にお任せします。ただし、エレン・イェーガーとは違う場所に転移しています。 ※D-7 シフティ・シャフトにて、飴宮初夏といのちの輝きが使用した転移装置は旅の扉@ドラゴンクエストシリーズ でした。 【エポナ@ゼルダの伝説シリーズ】 クレマンティーヌに支給。 ゼルダの伝説シリーズに登場する、栗毛をしている雌馬。 設定は作品ごとに多少変わるが、おおむね特定の人(リンクなど)にしか懐かないことが多め。 本ロワでは特定の人にしか懐かないということはなく、普通に誰でも乗れる。 ただし、それは別に乗り手に特別気を遣ってくれるというわけでは無いので、彼女を乗りこなすなら馬術の心得か高い身体能力が必要となる。 あるいは、乗り手に勇者リンクを思い起こさせる何かがあるのなら、彼女の方が気を遣うかもしれない。 余談だが、彼女には英語版ウィキペディアに記事がある。 【旅の扉@ドラゴンクエストシリーズ】 ドラゴンクエストシリーズに登場するワープ装置。外見は青い渦巻きのようなもの。 本ロワではD-7 シフティ・シャフトにある即席の家屋の内、キッチンの収納スペースに隠されていた。 スイッチを入れた状態で一度参加者の誰かが使用すると、青い輝きを放つようになり、そこにあることが分かりやすくなる。 使用すると会場内のどこかにランダムで転移させられるものとなっている。 転移場所は少なくとも海の上など、参加者が転移した途端危険が及ぶような場所にはならない。 要約すると、F-3にある次元転送装置@SKET DANCE とほぼ同様。 一度使用すると、使用した参加者は次の放送を超えるまでワープ装置は使用できない。これはこの旅の扉だけでなく、他のワープ装置を含むものとする。 076:タイクツな毎日 だから ほんのちょっとの 毒も必要! 投下順 078:コスモダンサー(前編) 054:考察するM/違うものは見える景色 エレン・イェーガー 089 世界は残酷なんだから 076:タイクツな毎日 だから ほんのちょっとの 毒も必要! 桐山和雄 084:Super Survivor
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クーフーリンは駆ける。青空の元、眩い光が照らす荒地を。 見渡す限りに広がるのは大地の鈍い色、その先に見える大海原の青。 差し当たって目指す場所は小さな集落。人工的に作られた建造物、何かがあるだろう。 彼は足を休めることなく、風の如く走り続ける。彼の究極の目的、それは"救うため"だ。 モリーによって狂わされた"己の"世界を、その魔の手から救うために……。 そうしてたどり着いた廃村を散策する。 何かしら役に立つ備品などがあれば集めておきたい。 彼が求める道具は決して武器ではない。武器ならば既に間に合っている。 ……その手に握られるのは世界で最も硬いと言われる金属で作られた槍。 『メタルキングの槍』。 この武器の前には、どんな相手であれども一切の不足など存在し無い。 そしてまた、クーフーリン自身にも戦いに対する迷いは無かった。 当然、目の前にそびえ立つ、斧を構えた巨竜が相手であろうとも……。 周囲に建てられた家々の屋根よりも高い巨体を揺らす、二足歩行の竜と鉢合わせた。 ―――その瞳に宿るのは王の風格。 捕食を基本とする魔物、その魔物たちを捕食出来る立場に立つ魔物、まさに頂点。 他者に対する恐れなど無縁、むしろそんな感情など備わっていないかの如し。 その力強さと冷静さ、殺意、それらが入り混じる圧倒的な威圧が押し寄せる。 瞳に捉えられ、それを見据えた瞬間から、彼らの戦いは始まっていた。 クーフーリンは魔力を解放し、呪文を詠唱する。 「―――タル・カジャ……!」 溢れ出る魔力を筋力、運動神経へと注ぎ込む肉体強化呪文"タルカジャ"。 自らが持つ物理的戦闘力を補強、その火力を200%にまで引き上げる。 全力を出し切らねばならぬ。油断など決して許される相手では無いと、直感で感じた。 例え武器が壊れようとも、可能な限り激烈な一撃を叩き込まねば、壊されるのは自分。 無論、今クーフーリンの手に収められし武器は生半可なものではない。 己の出せる最高の力、その倍のパワーで振るわれようと、着いてこれるだろうと確信出来た。 ―――故に彼は、翔ぶ。 身の丈ほどの槍は、もはや爪楊枝の如く軽い。 風をも切り裂き、その切っ先を巨竜へと向ける。 「その心臓、貰い受ける――――!」 "生"を司る部位、その一点を定める。その一撃で、命を狩り取る。 まるで鎧のように硬い龍の鱗をも突き破るような、洗練された攻撃……。 それを巨竜は斧を持って防ぐ。 ガギィ……ッ……と耳を貫くような鋭い金属音。 飛び散る火花が、その衝撃の高さを物語る。 武器の力、そしてクーフーリンの力が相乗し、一点に集中されたそれを巨竜は受け止めた。 やはりただならぬ竜では無い。クーフーリンはそれを思い知らされる。 ……ここで一時的に後方へ引くべきか否か……。 巨竜の攻撃範囲から抜け出すことで出方を伺う……それが通常の選択であろう。 だが、今まさに相手の懐へと飛び込める絶好の機会である。 多少無茶な動作を行なってでも攻撃を浴びせれば、確実に有利に持ち込めるだろう。 ならば、とクーフーリンは肉体の重心を槍先に集中し、強行突破を図る……!! 巨竜の対応は決まりきっている。そのまま押し返すのでは無い。 斧を傾けることで切っ先を受け流し、がら空きになったサイドを狙ってくるだろう。 そして、その予測は正しく現実のものとなる。 切っ先は滑らされ、クーフーリンは巨竜の左側へ。 巨竜は口を大きく開き、その小柄な体に向けて灼熱の火炎を放とうと試み……。 それよりも早くクーフーリンは左腕を差し出す。 ……否、その掌を巨竜の顔へと突きつける。 魔法詠唱。その速度は炎を吹き出すよりも早い……ッ! 「―――ザンダインッ!!」 無数の衝撃波が巨竜を襲う。 太刀の如く鋭利な風が、鎧に匹敵するほどの硬度を持つ竜の鱗を切り裂いていく。 巨竜は天へ向けて火炎を吐きながら大きく仰け反り、そのまま数メートル吹っ飛ばされる。 それと同時にクーフーリンも大地に着陸、巨竜の姿を見定める。 木造民家に激突し、木っ端微塵に破壊され、砂埃が舞っている。 あいにく巨竜は、その砂埃の中をゆっくりと立ち上がっていた。 「……やはり生半可な攻撃ではビクともしないか……」 あまり応えた様子を見せない竜の姿を見てクーフーリンは呟く。 ザンダインは、衝撃波を生み出す呪文の中でも非常に高いクラスに属する魔法である。 しかし、この竜を前にしては、圧倒的に威力が足りなかった。 優位に立つためには確実にその槍で貫かねばならぬ、そう確信する。 ―――跳躍。 大地を蹴り、巨竜へと一気に距離を詰める。 既に立ち上がった巨竜はその目でクーフーリンの動きを見極め、斧を構える。 おそらく、いや、確実に先ほどと同じ手は通じないだろう。 巨竜の攻撃範囲に突入する寸前、クーフーリンはそばに植えられていた樹木の枝を掴んだ。 そのまま一回転し、上ではなく下へと慣性を向ける。 地についたと同時に、その地を蹴りつける! 槍の切っ先を、巨竜の下方から、突きつけるッ―――! ギィンッ!! またしても武器同士のぶつかり合う音。 このフェイントを織り交ぜた突撃からの攻撃も、巨竜は易々と見切っていた。 だが、ここで攻撃を止めるわけにはいかない……! 大きく腕を振るい、次々に斬撃を繰り出す。 飛び交う火花。響く不協和音。衝突する力と力。高まる緊張。 天秤にかけられた命と命。刃が欠けるより早く、肉体が疲弊していく。 強化された力をもってしても、その腕に痺れが走り出す。 巨竜の一撃一撃はどこまでも重く、迷いも容赦も一切存在しない。 捕食者は、目の前の獲物に対して、持ちうる力を全て出し切る。 己の肉体のリミッターなど外れている。いや、外せなければ獣に明日など存在しないのだ。 そういう者に打ち勝つには、己もそのリミッターを解かねばならない。 振り下ろされた斧を受け流し、クーフーリンは意識を集中する。 「―――デスバウンド……ッ!!」 己の限界を超える。 肉体の損傷すら省みず、その躍動を最大のものへと昇華する。 ―――"死との境界線(デスバウンド)"を辿る技――― 死を目前とした時、脳は最大限に加速する。 その現象を利用することで、体内時間のアクセルを踏み込むことが可能となる。 故に、世界は極限まで遅くなる。雨の中にいれば、その雨粒が空中静止しているかのように見えるだろう。 ただしその反動に、己の身体と脳に、相当な負荷をかけてしまう。 一瞬のうちに勝負を決めなければ、その後の戦況は容易にひっくり返ることとなる。 「師匠は言っていた――――」 大きく足を踏み込み、メタルキングの槍を神速で振るう。 鋭利な刃先は音を立てずに巨竜の足を地面と横一文字に通り抜ける。 血は噴き出さない。時の流れが戻る瞬間までは、ただ斬られたという"結果"だけが存在する。 「肉を切らせて骨を断つ……」 続けざまに槍を振り上げ、その巨大な尻尾を断ち切る。 ピアノ線が豆腐に食い込むように、切っ先が沈み込む。 これもまた、即座に千切れたりはしない。それよりも早い時空の中に自分はいる。 「小さな犠牲をもってして、大きな勝利がもたらされるのだと!!」 最後に狙うのはその首筋。 頚動脈を一突き、これで勝負が決まる。 槍を引き、それを巨竜の急所を目掛けて思い切り突き刺すッ……!! ―――ギィィンッ……!! 「……まさか……っ!?」 防がれた。その巨大な斧によって。 予期せぬ自体に一瞬だけ対応が遅れる。 巨竜は振り向き様に槍を打ち払い、さらに追撃に斧を振り下ろした。 クーフーリンは咄嗟に後方へと回避行動を取る。 だが遅い……!! 間一髪間に合わず、左手がその斧により分断される。 さらに巨大な斧が地面に叩きつけられ、その破片が降り注ぐ。 血飛沫が巨竜の足から、尻尾から、クーフーリンの左手から同時に噴き出した。 左手を失うことでバランスが崩れ、着地に失敗―――。 ―――大きく崩れた体勢で大地に叩きつけられる。 (何故だ……何故この竜がこの速度に着いて来れる……!?) 巨竜がデスバウンドの速度に対応出来るのは、想定していなかった。 あの体躯で、そんな器用な動作を行なえるだなんて、誰が予想出来るだろうか。 バトルレックスが得意とする剣技『はやぶさ斬り』。 一振りで2つの斬撃を同時に行なう、言わば非現実的な速度を実現した秘術である。 デスバインド発動直後こそ、命令信号が脳に届いていなかった。 故にはやぶさ斬りの発動に遅れを取ってしまったものの、一度意識を集中すればその神速にも手が届く。 そして何より、そのタイミングが巨竜に味方した。 クーフーリンが勝利を確信した、その瞬間。本当に、ほんの僅かな油断が現れた瞬間。 偶然にもその"刹那"の間に発動、そして反撃を行なったのである。 クーフーリンの集中力は途切れ、高速で迫る斧をかわす事を許さなかった。 たった1秒にも満たないような時間の中、クーフーリンは優位に立ち、そして不利に陥った。 (―――体が、動かない……!) デスバインドの反動がここで牙をむく。 体力の大半が削り落とされ、即座に立ち上がる事を困難とした。 その間にも距離を詰めてくる巨竜。 「ザンダインッ!!」 右手を突き出し呪文詠唱。 ……だが、もはやそれも悪あがきに過ぎない。 巨竜が斧をひと振りするだけで衝撃波は呆気なく打ち砕かれた。 (―――ッ! ……もはやこれまでか……) 打つ手は無くなった。 おそらく悠長に立ち上がるだけの時間など与えられない。 魔法も隙のないこの状態で撃って、何が出来る? 戦いはここで終わり、己の世界も終焉を迎える。 クーフーリンはゆっくりと目を瞑る。 と、その時、その耳が異様な音を聞き取る。 まるでバケツに入った水をひっくり返したような、バシャッという音。 目を開くとそこには、巨竜の背後から消化液を浴びせる、先ほどのワームの姿があった。 「獲物を~屠るッ、イェェェg……!!」 気分の高ぶるような歌を口ずさむワーム、その歌は即座に途切れた。 巨竜が振り向き様に放った灼熱の炎、それがワームを飲み込んだ。 ……実に愚かな介入……その有様を見て、クーフーリンは嘆かざるを得なかった。 どうして、そのような貧弱な力で我らの戦いに入ろうと思ったのか。 それに、あの消化液も巨竜に対し、何らダメージを与えているように見えなかった。 最後に見るものが、無駄死にする生き物だとは……、あぁ、実に嘆かわしい。 巨竜は再度クーフーリンに向き直る。 改めて斧を構え、トドメを刺しにかかる。 そして獲物を狩り取ろうと駆け出す。 ―――瞬間。 苦痛に呻くような咆哮を上げながら、すぐそばに転倒した。 先ほどのワームによる消化液が足の傷口を溶かし始めたのだ。 いいや、傷口だけでは無い、鱗すらも少しづつだが蝕んでいる。 (どうやら運命は私に味方したようだ。この勝利、掴ませてもらう……!) すかさずクーフーリンはメタルキングの槍を倒れ込んだ巨竜の首へと突き刺した。 巨竜の口から大量の血液が溢れ出し、しばらく体を震わせ、そして絶命する。 ……死ぬ間際にバトルレックスは小さな疑問を抱いた。 どうして自分は敗北したのか、と。 一切に油断も無く、戦闘における不足も無く、誤った判断も行わなかった。 なのに何故? 何が勝負を決めたのだろうか。 ―――ほんの一瞬だけ考えて、彼はその答えを知った。 きっとこの世界に来ること無く、獣として、怪物として生を終えていたら最後まで知ることがなかった答え。 そしてそれを理解した直後に、彼の意識は漆黒の世界へと沈んでいった。 ……彼が最後に得た解答が何かは、我々にはわからない。 そうして、戦いの幕が閉じた。 地面に左腕を置き、切断面に左手をくっつけた状態で、先ほど手に入れた支給品アモールの水を振りかける。 神経が不完全なために感覚は戻らないが、接合することだけに成功する。 応急処置を施したところで、自分の助太刀をしてくれた魔物のそばへと向かう。 「……感謝する、先ほどのワームよ」 彼の死は決して無駄なものではなかった。 彼が介入したからこそ、今自分は大地に立ち、呼吸を続けることが出来るんだ。 あの勝利は私の力ではない、私に巡ってきた運が良かったのだ。 たまたま自分が勝つ世界が存在し、たまたまそれにたどり着いた。ただそれだけ。 犠牲となったワームがその世界へ導いてくれたのだ。 私は彼のことを決して忘れないだろう。 「いや、生きてるよ」 「何……ッ?」 ファイガ(で一発)のボナコンが起き上がった。 「なんていうか、オッカの実とかいう道具持ってたせいか、生きながらえた」 「そうか」 「見物者のボナコン株を上げようと、颯爽と助太刀しようとしたらこの有様よ。 華々しく散るのも美徳だが、まだ俺には見せ場が残されているのかもしれない」 「そうか」 「あんちゃん、名前何て言うの?」 「私は妖精クーフーリン」 「そうか、俺はボナコン」 「……」 「元々俺、誰かと組んで登場するのがデフォなわけよー。 アダマンキャリー君とか、粘液戦隊ボナコンジャーとかでさ。 つーわけでさ、良ければついて行ってもいい? スタンスはあんちゃんに合わせるからさー」 ボナコンは流れるような自己紹介から、手を組まないかと提案を持ちかけた。 なお、「あんちゃん」の発音は福山○治を意識している。 「いいだろう、ただし……」 「ただし?」 ボナコンに対し、クーフーリンは不敵な笑みを浮かべ、こう答えた。 「私の速さに、ついて来れるなら……」 そう言って彼はマントをなびかせ、背を向けてゆっくりと歩き出す。 ボナコンは「何だコイツ、中二病か?」と思った。 【バトルレックス@ドラゴンクエストシリーズ 死亡】 【F-2/廃村/一日目/午後】 【妖精クーフーリン@真・女神転生シリーズ】 [状態]:ダメージ(中)左腕負傷(接合済み) [装備]:メタルキングの槍@DQ8 [所持]:ふくろ、アモールの水(残り小) [思考・状況] 基本:全の路を往き、万を司る 1:魔の手(モリー)から世界(自分の生活)を救う 2:廃村を探索 [備考] ※男。現在のところ、タルカジャ、ザンダイン、デスバインドを習得している模様。 ※師匠とは女神スカアハのことです(原典神話通り) 【ボナコン@ファイナルファンタジーシリーズ】 [状態]:ダメージ(大) [装備]:なし [所持]:ふくろ [思考・状況] 基本:目立つ 1:クーフーリンにお供する [備考] ※オス ※支給品オッカの実を消費しました ※最新のボナコンスレは↓ ttp //kohada.2ch.net/test/read.cgi/ff/1301835035/ 《支給品紹介》 【アモールの水@ドラゴンクエストシリーズ】 伝説の滝アモールの名を冠した水。非常に高い治癒効果がある。 【オッカの実】 効果抜群のほのおタイプのわざを受けたとき、一度だけダメージを1/2にする。 だからってボナコンが火炎の息を耐えられるのか、疑問に思われるかもしれない。 こう考えて欲しい。あくまで即死するのはファイラであり、火炎の息ならギリギリ助かる可能性があるのだと。 No.30 迷い生きる獣達 時系列順 No.41 NEXT LEVEL No.33 タチムカウ-狂い咲く己の証明- 投下順 No.35 偶像崩壊 No.09 @ 妖精クーフーリン No.41 NEXT LEVEL No.09 @ ボナコン No.41 NEXT LEVEL No.08 怪物騙 バトルレックス 死亡
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第517話:どうしてこんなに痛いの 作:◆eUaeu3dols その味は甘く、その香は芳しく、その欲は狂おしい。 吸血鬼の肉体。 犯される心。 魂の汚辱。 すがれるものはもう誰も居なくて。 「人は、襲わない。人喰いの怪物になんか、ならない」 残ったものは少女がフレイムヘイズに選ばれた理由、気高く強い自尊心。 それと、坂井悠二と過ごした過去の記憶だけだった。 他にはもう誰も居ない。 独りぼっちの少女は、ひどく寒い孤独の中で震える体を抱き締める。 一人で居る事が心細かった。 一人で居る事が悲しかった。 どうしてこんなにも心細くなるのだろう。 どうしてこんなにも弱くなったのだろう。 (……だって、いつも誰かが居た) 坂井悠二が居た。 その母である坂井千草や、悠二を賭けたライバルである吉田和美が居た。 悠二と出会う前も天道宮を出る前はシロが、出た後は長く離れたけれどヴィルヘルミナが、 そして天道宮を出る前から出た後もずっと、アラストールが居た。 フレイムヘイズとしての契約を行った、シャナの中に住まう紅世の王。 彼はきっと――間違いなく――シャナにとって家族だったのだ。 (アラストールはまだ、私の中に居る) 彼女の身に力が漲り、炎を自在に操れる事がその証拠。 だけど言葉が聞こえない。姿が見えない。 心の痛みを和らげてくれない。 だから居ないのと同じこと。ここには誰も居ないのだ。 胸を突き刺すような傷みは一向に消えてくれはしなかった。 痛みにもだえ、逃れる術を求めた。 (……悠二の手記を読もう) だから悠二の足跡に想いを馳せてみようと、そう思った。 そうすれば少しは悠二を、悠二の言葉や温かさを感じる事が出来るかも知れない。 シャナは坂井悠二の手記を取りだして読み始めた。 そしてシャナは、またもや打ちのめされた。 もう絶望し、痛みと渇きに苦しんで、これより底なんて無いと思っていた。 それでも悲劇とは往々にして予想を超えた角度から襲い来る。 『管理者の謎の警告の後、僕は長門さんと出夢さんと共に城を脱出した。 あの時、僕を呼ぶ声が聞こえた事は少しだけ気になった。 赤い髪の女が襲撃してきた、という言葉も。 だけどシャナはフレイムヘイズだ。無差別に人を襲ったりはしない、はずだ』 ゲームが始まった時、もっと落ち着いて行動していれば何かが違ったのか。 全て、自らを見失っていたせいなのか。 手記は更に続きを綴る。 『通りすがりの強そうな人に食料と水を交換に化け物を引き受けて貰った。 その後に走りながら時計を見たら、確か7時過ぎだったと思う』 (あの時に……!) 丁度7時、リナの提案に乗ってあの小屋に留まらなければどうだっただろう。 その時に悠二が居た場所は隣のエリアだ。 もしもあそこで留まらず、そして調べ終わった東や、狭い南と西を無視すれば…… (考えすぎだ、そんな事) そんな“もしも”を考えて何の意味が有るのだろう。 そうは思うのに。 『メフィスト医師により人より一つ多かった制限を外してもらった。 ようやくまた、存在の力を感じ取れるようになった。 これならきっと、シャナが近くを通れば感じ取れるだろう』 『あまりに僕自身の格好が不審だったのと異様な気配を感じて物陰に隠れた。 通り過ぎたのはサイドカー付のバイクに乗った首の無いライダー――』 もしもシャナがベルガーと共に行っていれば。 (そんな仮定に意味なんか無い! 有るわけが無い!) そう、思うのに。 『紅世の従ではないようだけれどあの気配は警戒すべきかもしれない。 港を目指していたルートを変更してここは北回りに――』 (どうしてこんなに“もしも”が続くの!) シャナは声のない悲鳴を上げた。 目の前に居たのに。 ひどい偶然がなければシャナと悠二は出会えていたのに。 『4時半。階下に居るのが何者かは判らない。見つからないように離れる事にする』 それなのに、悠二と生きて再会する事は遂に無かった。 シャナは悲劇の再上映に打ちのめされる。 どうしてこんなにひどい事ばかりなのか。 疑問も悲鳴も哀惜も、全ては闇に呑まれるだけ。 何処にも光など有りはしない。 「ひどいよ、悠二」 悠二が死を覚悟していたと聞いたおかげで、しっかりしようと思う事が出来た。 何処へ進めば良いかはまるで判らないけれど、辛うじて立っていられた。 なのに歩き出せば何処を踏んでも針の山。 足の踏み場は何処にも無い。 「どうしてこんなものばかり遺していくの」 無惨な死体。 覚悟の残滓。 血に濡れたメロンパン。 悲劇を再上映する手記。 抱き締めてくれる誰かも優しい言葉も失ったこの世界。 「――ひどいよ」 シャナの側には誰も居なくて。 ただ、冷たい夜風が吹きつけた。 シャナはハッと顔を上げた。 冷たい風は、シャナに覚えの有る気配を届けた。 「これは……あの女!」 すぐさまそちらに意識を向ける。 気配がする。 あの、彼女に牙を突き立てた吸血鬼の存在を感じ取れる。 「見つけた、見つけたんだ!」 瞳に戻るのは微かな灯火。 それは最後の希望だ。 多くを失ったシャナが自らの尊厳だけでも取り戻す最後の機会。 悠二と出会った、フレイムヘイズである少女に戻れる機会。 吸血鬼化が終わる前に佐藤聖を殺す事が出来れば、吸血鬼から回復できる。 「戻る! あいつを仕留めて……戻るんだ!」 シャナは駆け出した。 * * * 「ああ、『影』の人は死んじゃったんだねぇ」 放送を聞き、十叶詠子は呟いた。 「誰なの、その人。女の子? 男の子? 詠子ちゃんの気になる人?」 「男の子だよ、『カルンシュタイン』さん。気になる人ではあったかなぁ。 死んでしまったのは、とっても残念」 残念という言葉は心から、なのにくすくすと無邪気な笑みを浮かべている。 詠子は空目恭一やその仲間達の味方のつもりだったが、彼らにとって詠子は敵だった。 きっとこのゲームの中でも、彼女に敵対していただろう。 そうは思うが、空目恭一の味方であるつもりの詠子としては残念な事には違いなかった。 彼の魂のカタチはとても綺麗だったのだから。 それでも詠子が笑うのは、その事を残念で悲しく想いながらも心から笑っているだけの事だ。 「うーん、詠子ちゃんはよく判らないな」 それは見知らぬ者の死ならどうとも思わなくなった吸血鬼の佐藤聖でも理解できない。 もっとも佐藤聖は狂気などとはまた違う精神状態なのだから狂気を理解しえないのは当然なのだが。 「他に死んだ人は……うん……うん……」 詠子は放送の続きを聞いて知った名が有るかを確認する。 一つ、知った名が有った。 (『ジグソーパズル』さんも死んじゃったんだね) 夜会で出会った、詠子より少し年上の女性。 夜闇の魔王に挑み戦うと宣誓した力有る魔術師、楽園の魔女サラ・バーリン。 彼女の死はゲームに抗する力の損失を意味する。 更に詠子が仕掛けた刻印を破る物語は偶然と、時空の秘宝によって防がれてしまった。 神野陰之とその友アマワが支配するこの世界は未だ攻略の糸口すら掴めない。 (でも、『法典』君や『女帝』さんは生きてるみたい) そして佐山・御言とダナティア・アリール・アンクルージュの生存を知る。 参加者を解放する術は見つからなくて、だけども結束する術だけは残された。 それは確かに希望だけれど、光差し込まぬ闇を駆けるとても危険な脱出口。 「うん。他にはこれといって居ないみたい」 「そっか。私も知り合いは死んでないかな」 そんな理由も有るから、世界に挑む者達の名はあげなかった。 単に佐藤聖が獲物に狙ったら困るからでもある。 『次に禁止エリアを発表する。 19 00にC-8、21 00にA-3、23 00にD-6が禁止エリアとなる』 「……ここはどこだったかな?」 「D-8の北端辺りだよ、『カルンシュタイン』さん」 「そう、それじゃなんとか平気だね」 そこまでを聞き終えて、吸血鬼と魔女はようやくの一息を吐いた。 「じゃあさっき言った通り、何か滋養の有る物を作ってあげる。 詠子ちゃんは何が良いかな? 鉄分を多目に取る事を推奨するよ」 「血の材料だね。太らせて食べちゃうつもりなんだ、吸血鬼さんは」 「冗談だって。何か温かい物が良いね。おかゆで良いかな?」 「うん、それで良いよ」 本音は本気だった事は言うまでもない。 * * * 微かに感じ取ったその場までは思ったよりも距離があった。 (悠二が死んだあの場所の近く……) 同じ島の東端の港町。 もうじき禁止エリアとなるC-8よりは若干南のD-8エリアだ。 たまたま近くを彷徨っていたとはいえ、それでも丸1エリアは離れていた。 これまでこの島で、これほど遠くの気配を感じ取れた事は無い。 (……まだ吸血鬼にはなりきってない。だからそれで判ったんじゃない) 風に乗って飛び火したようなほんの僅かな気配を偶然感知した。 きっとそういう事なのだろうと自分を納得させる。 そして物陰から覗き見たその場所は一件の民宿だった。 (ここがあの女の根城?) 明かりの灯った部屋も暗い部屋も有ったが、どうやら個室には居ないようだ。 回り込み、他の部屋を捜す。明かりのついている部屋を重点的に。 浴場にも居ない。厨房にも居ない。 ――食堂で、その姿を見つけた。 * * * 「はい、詠子ちゃんあーん♪」 「…………うーん」 にこにこ顔で差し出されたスプーンを前に困り笑顔を浮かべる。 「『カルンシュタイン』さん、いちおう言っておくけれど。 私は、普通に食事ができる位には大丈夫だよ?」 「判ってるって。だからこれは、お姉さんのちょっとした好意」 (好意、というより遊び心だよねぇ) まあ考えてみれば、少なくとも悪意や敵意は無いし、危険が有るわけでもない。 となれば詠子にとって断るほどの理由もなかった。 「仕方ないなあ。あーん」 詠子が開けた口に聖がそっとスプーンを差し入れる。 口を閉じてお粥を咀嚼。 「うん、温かくて美味しいよ、『カルンシュタイン』さん」 「そりゃ良かった。それじゃどんどん食べてね。はい、あーん」 「あーん」 奇妙な関係の奇妙な夕食が続いていた。 * * * ………………どうしてだろう。 どうしてこんなにも悲しいのだろう。 どうしてこんなにも悔しいのだろう。 どうしてこんなにも……理不尽なのか。 (おまえは人喰いの怪物じゃないか。 それなのにどうして……どうしてそんなに暖かい場所にいるの!!) 人の血を啜る吸血鬼と、見たところおそらく人間である少女。 2人の団欒は暖かく心癒されるもので、だからこそシャナの心を凍え傷つけた。 人のために、人を護るために戦って、何もかもを失った孤独に凍えた。 それなのにあの女は、人を傷つける化け物なのにあんなに暖かい場所にいる。 この違いは何だというのか。 どうして。 どうして。どうして。 どうして。どうして。どうして。 ……答えは、とても簡単な物だった。 これまでもずっとそうだったのだ。 フレイムヘイズはみんなそんな場所にいて、人喰いの紅世の従共はみんなそうしていた。 紅世の王達にとって愛とは喪失の悲しみに狂う事もある危険な物だった。 アラストールはかつて、道は外れなかったが最愛の契約者を失った。 愛や絆など戦いには不要なものだった。 そして紅世の従どもは、愛に生きて愛に死んでいた。 狩人フリアグネは最愛の従者に確たる肉体を与える為に戦った。 愛染の兄妹、あのティリエルという紅世の従は、最初から最後まで最愛の兄と共に在った。 アラストールは言った。 「フレイムヘイズとて人を愛していい」のだと。 けれどアラストールは最愛の前契約者と死に別れた。 シャナもまた最愛の少年と死に別れた。 (望む事は許されるのかもしれない。だけどきっと……) きっと、フレイムヘイズが得られる幸福など全て儚い夢なのだ。 そう思うと悲痛な感情が怒濤の如く押し寄せて……逃れようと前に走った。 「死ねえぇっ!!」 絶叫と共に振り下ろした刃は食堂のテーブルを叩き割った。 「シャナちゃん!?」 直前で自らの血の気配を感じた聖は詠子を抱えて距離を取っていた。 目の前に居るのは4時間くらい前に血を吸った少女。 間には真っ二つに砕けたテーブルの残骸と転けた椅子が転がっていた。 シャナは無言で聖に向けて刃を構える。 その瞳に滾るのは怒りと焦り、そしてようやく彼女を見つけたという僅かな希望。 吸血痕は確認していないが、全力で耐え続ければあと10時間後まで保ったはずだった。 心が折れて一気に進行したからといって、まだ完了はしていないはず。 (ここで仕留めれば吸血鬼にはならない!) その目に明らかな殺意を感じ取り、聖はくるりときびすを返すと詠子を抱えて走り出す! 「逃さない!」 跳躍。 僅かな距離を咄嗟に生やした炎の翼で滑空し散らばる残骸を飛び越える。 聖は食堂を出てエントランスに飛び込み四足飛ばしで階段を駆け上がる。 追撃するシャナは手すりを蹴り翼で羽ばたき二階に上る。 客室の並ぶ長い通路。 聖は全速で駆ける。 シャナは全速で翔る。 一度は聖が勝った競争は、しかし荷物のせいか見る間に距離が詰まっていく。 「ヤバイ……!!」 聖はそのまま加速し詠子をしっかりと抱え込んで窓に突っ込んだ! 硝子の割れる音と共に夜空を舞う聖を、シャナは遂に射程に捉える。 加速。跳躍。飛翔。 「もらったっ」 斬撃。 ――墜落。 * * * 「いたた……」 足を押さえて蹲る聖。 足には大きく刀傷が開いていた。 尋常ではない肉体能力と再生速度を持つ美姫の直の眷属である聖だ、再生はすぐに済む。 「ここまでよ」 「ひ……っ」 だが顔を上げた聖の目の前には贄殿遮那の刃が有った。 今はその短い再生時間すら与えられない事は明白だった。 這いずって逃げようとするが、その腕さえも落下の打撲で今しばらくは動かない。 (ここまでって事なの……?) 横目で見ると、幸い詠子に大した怪我は無いようだ。 だが聖は死ぬ。 殺される。 どうしようもなく殺される。 その恐怖にギュッと瞼を閉じて…… 「ねえ、どうして『カルンシュタイン』さんを殺すの? 元『誇り高き炎』さん」 ――“魔女”十叶詠子の言葉が聞こえた。 (なんだ、こいつは) 聖と共に居る少女の言葉に、振り上げていた刃を止めた。 「……人喰いの怪物に、吸血鬼にならない為よ。決まってるじゃない」 なぜそんな当然の事を聞くのか。 そして、元『誇り高き炎』。 どうして私がフレイムヘイズである事を知っているのか。 「それと訂正して。私はまだ……ううん。私はフレイムヘイズよ。今も昔も、これからも」 その事に迷ってはならないと、そう思う。 だけど。 「でもあなたは吸血鬼だよ。もう人には戻れない」 魔女の一言はそんな薄っぺらい思いを微塵に粉砕した。 「……………………………………………………そんなはず、ない」 長い沈黙の後に必死の言葉を絞り出す。 「まだ噛まれて5時間も経ってない! 耐え続ければ明日の朝日だって見れたかもしれない! もう終わってるはずがない! そんな事あるわけがない!」 「本当だよ」 「うそだ!」 「本当。吸血鬼の噛み痕だってもう残ってないってカタカタさんが言ってるよ」 「うそ!!」 「じゃあ確かめてみたらどうかなあ。はい、手鏡」 詠子はポケットから小さな手鏡を差し出すと、シャナを鏡に映した。 明かりのない森の中だったけれど、紅い瞳は鏡の向こうに鮮明に、自らの姿を見て取った。 その肌は僅かに青白く、そして聖に噛みつかれた首筋は…… 「貸して!」 「きゃっ」 詠子から手鏡を奪い取り食い入るように覗き込む。 毛穴一つ見逃すまいと必死に傷跡を探す。 だけど何度見ても、その肌には痕一つ残ってはいなかった。 吸血痕は消えていた。 「どうして!? なんで、どうして!!」 悲鳴のような声を上げる。 有り得ない。そんな事、あるはずがない。 そんな事…… 「それはきっと、あなたが望んでしまったからだよ」 魔女は親切にもその理由を教えた。 「あなたは自らの力と精神で吸血鬼になるのを遅らせる事ができた。 でもそれは諸刃の刃なんだよ。 もしもあなたがそうある事を望んでしまえば、変わる事に時間は要らない」 優しさで少女の心にナイフを刺した。 ――シャナはその意味を理解した。 『きっと、フレイムヘイズが得られる幸福など全て儚い夢なのだ』 『…………それなら、いっそ』 一瞬の、しかし完全な過ちが、少女の道筋を定めてしまったのだ。 シャナは呆然と立ちつくす。 そしてそんなシャナに魔女は繰り返し問い掛けた。 「それで、『カルンシュタイン』さんは殺さなくて良いのかな?」 「それは……」 シャナは言葉に詰まる。 (もう、そんな事に意味は無い) 思った。そう思ってしまった。 すると詠子はにっこりと笑ってこう言った。 「だからあなたは『誇り高き炎』じゃなくなったんだよ。 炎は悪い罪人を裁くものだけど、あなたはもうその役目に縛られないものね」 「え…………あ……!!!」 更なる慈愛がシャナの心を打ち砕いた。 人喰いの怪物を滅ぼし世界のバランスを守るのがフレイムヘイズの役目。 その役目すらも忘れ去り、自らの為だけに生かし殺そうとした。 誰かにすがる事なくただ共に在るという誓いを忘れ、すがるものを求めて泣いた。 「さしずめ、今のあなたは『痛み』の人かな。 あなたはとても傷付いてしまった。 誰かの牙で、絆で傷付いて。 そして自らの真っ直ぐな想いと情熱で焼き焦がしてしまった。 あなたに残る傷はもう無いけれど、熱い痛みが消える事は無い。 あなたの魂のカタチは『痛み』で埋め尽くされた。 それはとても悲しい事だけど、でもそれが、あなたの新しい魂のカタチ」 その言葉はどこまでも優しくて、新たなカタチをも祝福する想いに満ちていた。 優しいのにこれほど残酷なものはなかった。 全てが絶望よりも鋭い痛みに染まる。 「……あ…………ぁ………………」 そう、全ては魔女の言葉の通り。 「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッ!!!」 シャナの心は『痛んで』いた。 * * * 「ふう…………恐かった、死ぬかと思った。詠子ちゃん、ありがとね」 「どういたしまして、『カルンシュタイン』さん。 でも私は、あの『痛み』の子が自分のカタチに気づけるように教えてあげただけだよ?」 もっともそれが聖が殺される前だったのは、シャナがあのまま聖を殺していれば、 それでも吸血鬼から治らないシャナが暴走して殺されるかもしれないという考えと。 「それに『カルンシュタイン』さんも庇ってくれてありがとう」 「あはは、どういたしまして」 墜落時に聖に庇われた恩返しという意味合いも有った。 シャナに襲われたのは聖のせいだが、巻き込んでも怪我をさせないように誠意を見せもしたのだ。 それに報いるのは別に変な事ではない。 「あー、でもお腹が減ってきちゃった。どうしようかな」 「……できるだけ、他の人を捜して欲しいかなあ」 「うん、出来るだけね。…………出来るだけ」 聖の視線は見るからに『おいしそうだなあ』という気配に満ちていた。 詠子は早くも、ほんの少しだけ後悔した。 【E-7/森/1日目/19 30】 【吸血鬼と魔女】 【十叶詠子】 [状態]:やや体調不良、感染症の疑いあり。 [装備]:『物語』を記した幾枚かの紙片 [道具]:新デイパック(パン5食分、水1000ml、魔女の短剣(アセイミ)) [思考]:どうしたものか。 [備考]:右手と聖の左手を数mの革紐で繋がれています。 【佐藤聖】 [状態]:吸血鬼(身体能力大幅向上) [装備]:剃刀 [道具]:デイパック(支給品一式、シズの血1000ml) [思考]:身体能力が大幅に向上した事に気づき、多少強気になっている。 詠子は連れ歩いて保存食兼色々、他に美味しそうな血にありつければそちら優先 詠子には様々な欲望を抱いているが、だからこそ壊さないように慎重に。 祐巳(カーラ)の事が気になるが、状況によってはしばらくそのままでも良いと考えている。 [備考]:詠子に暗示をかけられた為、詠子の血を吸うと従えられる危険有り(一応、吸血鬼感染は起きる)。 詠子の右手と自身の左手を数mの革紐で繋いでいます。半ば雰囲気 【D-8/住宅地/1日目/19 30】 【シャナ】 [状態]:吸血鬼(身体能力向上) [装備]:贄殿遮那 [道具]:デイパック(支給品一式(パン6食分・水2000ml)) 悠二の血に濡れたメロンパン4個&保存食3食分、濡れていない保存食2食分、眠気覚ましガム 悠二のレポートその2(大雑把な日記形式) [思考]:――――痛い [備考]:内出血は回復魔法などで止められるが、体内に散弾片が残っている。 手術で摘出するまで激しい運動や衝撃で内臓を傷つける危険有り。 吸血鬼の再生能力と相まって高速で再生する。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第516話 第517話 第518話 第511話 時系列順 第518話 第487話 十叶詠子 第540話 第487話 佐藤聖 第540話 第498話 シャナ 第518話
https://w.atwiki.jp/skonline/pages/4.html
ニュース @wikiのwikiモードでは #news(興味のある単語) と入力することで、あるキーワードに関連するニュース一覧を表示することができます 詳しくはこちらをご覧ください。 =>http //atwiki.jp/guide/17_174_ja.html たとえば、#news(wiki)と入力すると以下のように表示されます。 【カウンターサイド】リセマラ当たりランキング - カウサイ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) ウィキペディアを作ったiMacが箱付きで競売に登場。予想落札価格は約96万円!(ギズモード・ジャパン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 【テイルズオブルミナリア】リセマラ当たりランキング - TOルミナリア攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 終末のアーカーシャ(終アカ)攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) メトロイド ドレッド攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【グランサガ】リセマラ当たりランキング - グランサガ攻略wiki - Gamerch(ゲーマチ) マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 (2021年12月6日) - エキサイトニュース マニュアル作成に便利な「画像編集」機能を提供開始! - ナレッジ共有・社内wikiツール「NotePM」 - PR TIMES 【アイプラ】リセマラは必要?当たりキャラランキング【IDOLY PRIDE】 - Gamerch(ゲーマチ) 【Apex Legends】ヴァルキリーの能力と評価【エーペックス】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウインドボーイズ】リセマラ当たりランキング(最新版) - ウインドボーイズ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) モンハンライズ攻略Wiki|MHRise - AppMedia(アップメディア) 篠原悠希×田中芳樹が明かす「歴史ファンタジー小説ならではの悩み」(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ポケモンBDSP(ダイパリメイク)攻略wiki - AppMedia(アップメディア) SlackからWikiへ!シームレスな文章作成・共有が可能な「GROWIBot」リリース - アットプレス(プレスリリース) 【ウマ娘】チャンピオンズミーティングの攻略まとめ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ナリタブライアンの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】ヒシアケボノの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】フジキセキの育成論|URAシナリオ - Gamerch(ゲーマチ) ドラゴンクエストけしケシ攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 【スタオケ】カード一覧【金色のコルダスターライトオーケストラ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【スマブラSP】ソラのコンボと評価【スマブラスペシャル】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ブレフロレゾナ】リセマラ当たりランキング【ブレイブフロンティアレゾナ】 - ブレフロR攻略Wiki - Gamerch(ゲーマチ) 仲村トオル、共演者は事前に“Wiki調べ” - 沖縄タイムス 【ENDER LILIES】攻略チャートと全体マップ【エンダーリリィズ】 - Gamerch(ゲーマチ) 【ウマ娘】あんしん笹針師の選択肢はどれを選ぶべき? 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AOT/S50-094 カード名:“目的を果たすまで”鎧の巨人 カテゴリ:キャラ 色:青 レベル:1 コスト:0 トリガー:0● パワー:2000 ソウル:1 特徴:《巨人》 【自】 あなたがこのカードの『助太刀』を使った時、あなたの《巨人》のキャラがいるなら、あなたは自分のバトル中のキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1000。 【起】● 助太刀1000 レベル1 [手札のこのカードを控え室に置く] (あなたは自分のフロントアタックされているキャラを1枚選び、そのターン中、パワーを+1000) ケイジ「クソッ!何で急にあんな早く動ける!」 ゴーグル「俺らじゃ何もできねぇのか……!」 レアリティ:C 進撃の巨人 Vol.2収録